古野のブログ
質問でわかる、その人のレベル
2021.06.11
最近、縁あって、連続的にウェビナーとエキスポで話す機会をいただきました。
そこで、質問を受けたのですが、2度同じ質問が来ました。
「FFS理論はストレングスファインダーやMBTIとどう違うのですか」です。
質問なので、丁寧にお答えしたいと思いますが、一方で「これ、どうなのよ」と疑問も浮かびます。それをまとめて書いてみたいと思います。
尚、二度目は、思わず「自分で調べろ」と、発言してしまいました。
これが本音です。別に嫌われるのは慣れているので気にしませんが、凝縮性の高い私が一言アドバイスするというスタンスです。
この質問を、自動車メーカーに例えてみましょう。
弊社のFFS理論はやや拘りが強いので、「スバル」としましょう。スバルの代表が「当社の車の性能や技術はここが売り」という話をしている時に、「トヨタや日産、ホンダの技術と比較して、それはどうなんですか」と質問をするのと同じなんです。
当然「当社の技術は優れています。もちろん他社の技術も凄いですよ…。但し、具体的に比較して言えない」というのがオチでしょう。
もし、私が「圧倒的にFFS理論が良い」と言っても、信じないでしょう。逆に謙虚に「悪くいう」とも思わないでしょう。
逆に〝他社の悪いこと〟を言えば…。「人として駄目な経営者」というレッテルを貼るのです。
つまり、質問なんかしても、何もわからないのです。
そもそも、何を知りたいのか?
それよりも、なぜ自分で調べようと思わないのでしょうか?
今は、ネットの時代です。調べようと思えば、いくらでも調べられる時代です。
簡単に答えが得られるとでも思っているのでしょうか?
前述のように「正解はない」にも関わらず。
つまり「自分の頭を使っていない」という証拠です。そんな〝レベルがわかる〟ような質問はしないようにしましょう。